イモビライザー導入のメリット
自動車やバイクの防犯グッズとして近年多く利用されるようになってきたのが「イモビライザー」です。
イモビライザーとは電気的にエンジンの始動を制御するための装置のことで、設置をすることにより特定の信号を発信するキーにのみエンジンを始動させることができなくなります。
このイモビライザーシステムはもともとヨーロッパ地域で設置が進められてきたもので、1995年には既に自動車への設置が義務付けられていました。
しかし日本においてようやくイモビライザーが導入されるようになったのは2000年頃からで、当初は高級車にのみ導入されていましたがここ最近になって徐々に導入車両が増えてきたというのが現状です。
そうしたこともあり、日本国内で「イモビライザー」と言ってもあまり認知度が高くないということも多く、防犯グッズの一つとして取り扱われていることが多くあります。
バイクにおいては自動車以上に導入が遅れているので、ちょっと古い型式のバイクにおいては自分で取り付けなければいけません。
ただイモビライザーシステムは防犯上非常に効果が高く、導入してしまえば物理的なロックよりもはるかに愛車を守る手段になります。
イモビライザーは購入後に自分で設置をすることができ、使用することにより自分の持つキー以外ではエンジンをかけることができなくなります。
バイクの盗難でよくあるのが鍵を複製されてしまい、それでロック解除やエンジン始動をされてしまうということですが、イモビライザーを導入することにより仮に何らかの方法で鍵を複製されてもスペアキーではエンジン始動ができず、さらに周囲にアラームが鳴るといった高い防犯をすることができます。
イモビライザーのしくみと導入価格
イモビライザーを後付で設置しようとする場合、だいたい10,000円くらいから使用をすることができます。
導入することにより、不正な方法で複製されたキーを使用するとアラーム音が鳴るようになっており価格に対してかなり性能は高いと言えるでしょう。
ただしこの時に注意をしたいのがセンサーの性能についてで、近年では自動車やバイクに多くのセンサーが使用されていることから誤作動を起こしていきなりアラーム音が鳴るということもあります。
外付けのイモビライザーは独自電源であるか、それともバイク本体から電源をとるかによってかなり価格が変わってきます。
純正品や価格が高いものであれば他の電波の干渉を避けることもできますが、安価なものではちょっとした他の電波を感知して誤作動をしてしまうということがあります。
安く購入できるイモビライザーにはそれなりのリスクもありますので、その点はよく調べておいた方がよいでしょう。