イギリスが誇るバイクメーカー・トライアンフの歴史
イギリスが世界に誇るバイクメーカーといえば、トライアンフモーターサイクルです。
実に130年もの非常に長い歴史を誇っており、誕生から現在に至るまで紆余曲折を経つつ、絶対的な存在感を確立したんです。
このトライアンフは、1885年に誕生しました。
ドイツ人のジーグフリード・ベッドマンがイギリスで貿易会社をスタートしたのが、誕生のきっかけです。
彼は当時から工業が盛んなエリアとして知られていたコベントリーに、自転車の製造と販売を行うトライアンフ・サークル・カンパニーを設立しました。
この会社こそが、現在のトライアンフの元となる会社です。
時代の流れが変わり、自転車がヒットし始めると、彼はバイク産業に素早く参入します。
第1号車を1902年に発表して以来、瞬く間に人気を集め、イギリスを代表するバイクメーカーとして成長を続けていきました。
1914年に第1次世界対戦が勃発する頃には、すでに世界一のバイクメーカーと言えるほどまでに成長したんです。
1937年・1938年には、あの名車であるスピードツインがデビューを飾りました。
当時としては最高峰のスピードである150km/hを記録し、最も速いバイクとして瞬く間に世界で注目を集めます。
第二次世界大戦後から民間用バイクの製造が本格化し、1957年には初のユニットモデルが誕生しました。
トライアンフの特徴とは?
トライアンフのバイクの特徴は、デザインにあります。
独特のエンジンの構造をデザインとして生かしながらも、クラシカルなスタイリッシュなデザインを保っているんです。
トライアンフの名車として歴史に名を残したボンネビルは、現在までトライアンフのメーカーとしてのデザイン性の基礎となっています。
この当時開発されたフューエルタンクからタンデムシートまでが直線、つまりまっすぐで平らなデザインが特徴になっているんです。
また、現在特に人気が高いモデルとなっているのはスクランブラーというものです。
このスクランブラーは、トライアンフらしいデザインが特徴です。
フラットな運転席の構造だけではなく、オンロード・オフロード両方を非常に快適にスムーズに走行できる高い性能と馬力性能を誇っています。
コンパクトにまとめたボディとトライアンフならではの平行線が特徴的なデザインは、他のメーカーとの差別化を図ることに成功しています。
トライアンフの魅力をご紹介
トライアンフの魅力と言えば、3気筒エンジンやバーチカルツインといったパーツ部分です。
常に高い信頼を得ていて、伝統があるだけではなく最新技術がプラスされているので、優れた性能を安心して買うことができます。
スピード感はもちろんのこと、コーナリング性能がアップしているため初期モデルが2006年に登場したデイトナ675は今でも人気です。
新型のクラッチを採用することによって、街乗りにもぴったりの軽快さがアップしました。