バイクを買ったら絶対にしておきたい防犯登録
自動二輪車は四輪自動車と比べ、任意保険に加入する率が非常に低くとどまっています。
理由として挙げられるのが保険料の高さで、特に若い20代前半のライダーにとっては年間10万円近くかかってしまうことがよくあります。
しかしバイクの保険料が高いのはそれだけバイクに関する事故が多発しており、かつ重大なものになるケースが多いということですので、「自分だけは大丈夫」と思わずしっかり保険に加入しておくことをおすすめします。
事故以外にもバイクに関する被害で多いのが盗難です。
バイクの盗難事件の年間発生件数は平成27年度の公表で3027件となっており、特に人気のある大型バイクを所有している人にとっては深刻な問題です。
バイクが一旦盗難されてしまうとまず戻ってくることは少なく、再び持ち主のもとに戻ってきたのは約1割にとどまるというデータもあります。
普段から施錠など対策をしておくことももちろん大切ですが、近年ではロックをしていたバイクをそのままトラックに積み込んで盗み出し、解体して売却するといった大胆な手口の犯罪も出ておりますので過信は禁物です。
まずバイクを買ったら絶対にやっておきたいのが「防犯登録」です。
「防犯登録」とは「グッドライダー防犯登録(G防)」と呼ばれるもので、バイク販売や修理を行うお店のほとんどで受付をしてくれます。
こちらに登録をしておくと10年間警視庁のコンピュータに持ち主の情報が保存されることになりますので、もしバイクが盗難にあい、別の場所に持ち込まれてもデータが確認できれば所有者に発見の連絡が入ります。
バイクの盗難保険の選び方
次に任意で加入するバイク盗難保険ですが、こちらは保険会社だけでなくバイク販売店、またはバイクメーカー正規代理店で受付をしています。
まず正規代理店ですが、BMWやハーレー・ダビットソなどの輸入メーカーやホンダやヤマハなどの国内メーカー大手が導入しており、お店で購入したバイクを対象に受付してくれます。
正規代理店を通して購入すれば中古車でも対応してくれるメーカーがほとんどで、初年度以降別の保険会社に移行するものの継続して加入をすることが可能です。
保険料はメーカーによって異なりますが、盗難だけでなく他のトラブルにも対応してくれるため必ず加入しておくことをおすすめします。
中古で購入したバイクや個人的に譲渡されたバイクなら、「JBR-M」という購入場所やメーカーを限定しない保険もあります。
こちらは最低月360円から加入できるお得なもので、本体盗難だけでなくパーツ盗難や鍵穴いたずらといった場合も保険金による保障を受けることができます。