GPSを搭載するメリット
バイクの防犯グッズとして広く使用されているのがGPSです。
GPSは携帯電話やスマホにも当たり前に搭載されている機能なのですっかりおなじみですが、専用の小型機器を使用することでバイク本体の場所を把握するために使用することができます。
ここ近年のバイクの盗難傾向として、大型バイクであっても大胆にクレーンなどで持ち運ばれてしまうということがあります。
また一旦盗難にあってしまうとその後の動きが大変早く、あっという間に遠方の解体工場や海外向けのコンテナに積まれてしまうということがありますので、盗まれたとわかったら早めに動かなければいけません。
オートバイの年間盗難件数は5万件を超えており、これを1日あたりに換算すると140台近くが毎日盗難にあっているということになります。
そこで現在のバイクの位置を把握するために最も便利なのがGPSです。
GPS機は小型であるためそのバイクに設置されているかをすぐに判断することができませんので、先に外されてから持ち出されるということもありません。
現在バイク向けのGPSとしては、SECOMの防犯サービスに加入する他、SIMを購入して自分のスマホと連動させるという方法とがあります。
SECOMのサービスは月額900円で加入をすることができるようになっており、盗難がわかった時点で連絡をすることでスタッフが追跡をしてSECOMが緊急駆け付けをしてくれます。
一方SIMとしてFREETELなどからアイテムが販売されており、こちらは自分のスマホと連動することで自分で位置把握をしていくことができます。
最安のGPSではランニングコストが月額200~500円程度にまでおさえることも可能なので、設置をする前には使用範囲や利用シーンなど選んで導入した方がよいでしょう。
もしもバイクが盗難されたら
もし自分のバイクが盗難にあったとわかったら、まず最初にすべきことは何よりも警察への通報です。
このとき盗難にあった環境をできるだけ保管して他の人が立ち入ったり現場を荒らしたりしないでください。
通報は110番に電話をするのが一番手軽で、連絡をすることですぐに最寄りの警察官が現場に来てくれます。
到着した警察官は現場検証を行い、どういった状況で盗難されたかなどを確認する調書を作成します。
ちなみにもしバイクが戻ってこなかった場合、ナンバープレートを廃止する廃車手続きが必要となりますがそのときにこの被害届の受理番号を記載しなければいけません。
なおバイクの盗難に関しては還付される率が非常に低く、データによると持ち主のもとに戻ってくるのは約45%にとどまるとされています。
特に盗まれてから時間が経過すると戻ってくる可能性はぐっと低くなるので、盗難がわかったらできるだけ早くに連絡をして遠方に持ち去られるのを防ぐということが重要です。