大型に強みのあるヤマハのバイク
ヤマハは国内メーカーとしては二番手として扱われていますが、その一方で定期的に大人気の車種をリリースしている先進性のある企業です。
近年ではビッグスクーターブームが起こった時に販売された「マジェスティ」シリーズが印象的ですが、全体として排気量の大きいバイクに名車が多いという傾向があります。
マジェスティは250cc~400ccクラスで展開されましたが、もともとヤマハは排気量の高い大型バイクで人気車種を多く排出してきた歴史があり、現在も海外で高く評価されているモデルを多く販売しています。
そんなヤマハを代表する大型バイクとして「XJR1300」があります。
こちらは「XRJ」シリーズとしてヤマハのロングセラーモデルとして周知されているもので、高排気量と軽やかな操作性があるということでよく知られています。
外観もこれぞネイキッドバイクというような迫力があるもので空冷並列4気筒という現行の最新バイクモデルとはやや異なるクラシカルな印象をしているというところも特徴です。
ヤマハの大型バイクは国内市場だけでなく海外にも多く輸出されており、大排気量バイクが多く使用されているヨーロッパやアメリカでも高い評価を受けています。
モタードやスクーターにも名車が多くあります
排気量の多いヤマハのバイクとしては、他にも「YZF-R1」や「V-MAX」などの人気車種があります。
こちらはヤマハ製のバイクとしてロングセラーとなっている定番モデルであり、ヤマハらしいパワフルな走りを期待することができます。
「YZF-R1」はライダーたちに「猫足」と呼ばれるような非常に優れたサスペンション性能を持っていることが特徴で、大型バイクにありがちな大味な構造とは異なる繊細な乗車性を備えています。
走りの快適さに対して182馬力という国内でも珍しいパワーを維持しているというところも注目で、バイクに乗る楽しみというものを全身で感じさせてくれます。
もう一つの「V-MAX」も同様にヤマハを代表する車種となっており、V型4気筒1200ccのエンジンというアメリカンバイクを強く意識したモデルです。
「V-MAX」というモデルは1985年からほとんどモデルチェンジなしに販売されてきたということもあり、オートバイとしてほぼ完成された車体と言ってもよいでしょう。
一方で気張るに乗れる小型バイクにもヤマハらしさは表れています。
ここ近年人気の高まる原付二種にも積極的にモデルを投入しており、「Style125」という実用性に優れたモデルを前面に押し出しています。
ヤマハのスクーターとしては「VOX」が長年使用されてきましたが、近年ではレトロ風の「ビーノ」を主流としています。