個性的なペイントをするなら焼付け塗装
カスタムバイクをするときに特に個性がでるのがペイントです。
古いバイクや事故・転倒があったバイクの場合、バイクの主要部分にサビや大きなキズができてしまいます。
そこでタンクやフレームなどを塗装しなおすことで見た目を大幅に改善し自分だけのオリジナルバイクにしていくことができます。
センスが問われるところでもありますが、個性的な塗装をしたバイクはオリジナル性が高いとして中古市場でも高く評価されています。
しかしバイクの塗装は市販されているスプレーペイントだけでは十分に美しく仕上げることは難しく、新車として販売されているもののような艶感は簡単に出すことはできません。
そこで1ランク高い塗装に仕上げるためにおすすめなのが「焼き付けペイント(焼付け塗装)」という方法です。
参考>>http://www.wakayamapp.jp/product_detail.php?art_xid=8
焼付け塗装とは塗装が終わったあとに熱をかけて表面を硬化させるという方法で、処理をかけることで驚くほどのツヤ感のある仕上がりになります。
焼き付け塗装を請け負う業者は全国にあり、バイク製品だけでなく家電製品や窓枠のようなメタリック製品全般に対して行うことができます。
細かい部品ならDIYでも可能
焼き付けペイントを精度よく行うならやはり全国にある塗装工場に直接依頼をするのがよい方法です。
塗装工場の多くはBtoBで営業していますが、小さな工場などは全国から個人向けの製品を受け付けてくれていますのでまずは実績を見ながら見積もりを依頼してみるとよいでしょう。
そうした受注をしている工場のHPなどを見るとかなり本格的な焼き付け機を使用している様子が見られていますが、実は細かい部品なら一般家庭内のDIYでも対応することができます。
確かに美しく仕上げるためにはプロの技術や機材が必要であることはいえますが、焼付け塗装そのものはやり方さえ理解できればそれほど難しいことではないのです。
使用するのは電子レンジと必要な溶剤類で、下処理を丁寧に行いムラなく塗装をしていくということがポイントとなります。
これは焼付け塗装は陶器のような高温での焼き込みが必要というわけではなく、家庭用のストーブくらいの熱でも十分であるからです。
下準備として必要なことはまず先に塗装されている塗料を溶剤やヤスリなどで完全に落とし、それから表面を細かいサンドペーパーでキレイに慣らします。
そこに脱脂処理をしたらその上にまんべんなく数回に分けて塗装を行います。
その後電子レンジや大型ストーブを使用し、だいたい約120℃くらいの熱を加えていきます。