ヘッドライトをカスタムするメリット
バイクのカスタマイズで特に効果を実感するのがヘッドライトです。
バイクのライト部分はここ数年で新しい規格が登場しており、旧式のバイクをカスタマイズするだけでかなり乗り心地が変わってきます。
ヘッドライトをカスタマイズすることによる最大のメリットは、なんと言っても夜間の見やすさが変わることです。
古いバイクで使用されているのはいわゆる「豆電球」と言われるタイプで、家庭用にも使用されている白熱電球なので寿命が短く使用をしていくうちに表面が黒ずんでくるという特性があります。
そこで寿命の長いタイプのバルブに交換をすることにより視界がよくなり、交換をする手間がはぶけます。
バルブそのものの価格は白熱電球よりも高くなりますが、交換をすることで得られるメリットはかなり大きいので古いバイクこそ早めに交換することをおすすめします。
LEDとHIDの特徴
ヘッドライトのバルブ交換は、ライト本体を交換することなく手軽にできるというのがメリットです。
主な規格として、ハロゲンバルブ、LED、HIDの三種類があります。
先に説明した白熱電球はハロゲンバルブとして分類することができ、電熱線に電気を通すことで発光させるしくみとなっています。
通常の使用による耐久年数は5~7年程度で、一つあたりの価格が非常に安いということが特徴です。
ただし光量は最も低く、さらに伝熱をさせることから消費電力が高いというデメリットがあります。
LEDバルブは現在新車として出荷されているバイクで最も多く使用されています。
一般家庭用電源としても急速に普及が進んでいますが、鮮やかな白色の光を放ち、消費電力が非常に少ないという特徴があります。
ただ一点注意してもらいたいのが、「LEDは熱を持たない」というのは半分正しく半分は間違っているということです。
確かにLED部分は電気を通しても熱を持ちませんが、バルブ本体は非常に熱くなってしまいますので、仕様をする時には冷却対策を同時につける必要があるということです。
冷却対策のないままLEDを使ってしまうと、熱に弱いLEDの特性により本来の寿命を発揮できない可能性があります。
HIDバルブはLEDが普及する前までは広く使われてきたもので、三種類のバルブの中で最も明るい光量を持っています。
ただし規格が複雑であることから自分で選ぶのが難しいというところに注意が必要です。
予算や費用
ライトバルブの交換を修理工場などに依頼した場合、だいたい2000~4000円くらいで行うことができます。
どういったバルブにするかにより価格が上下してきますが、工賃を入れてもだいたい数千円程度でできることと思います。
自分で交換をすることももちろんできますが、純正品の規格以外を使用する場合には正常に作動するかきちんとチェックしてください。