白熱色が特徴のハロゲンランプ
ヘッドライトはいくつの種類がありますが、最も歴史が長く多くのモデルに採用されているのがハロゲンライトです。
光の色は白熱色が基本で、製品によってはより黄色が強く見える光方をするものや、白さが強調されるものなどがあります。
他のヘッドライトのタイプと比べると、光の境があいまいで中心がより明るく、端に行くほどぼんやりとしてきます。
黄色が基本色となりますので、波長が少し長めで遠くまで光が届くという特徴を持っています。
また、雨の日の走行でも、それほど光が乱反射したりヘッドライトで正面が光の幕ができる状態とならないので、視界を確保しやすいというメリットを持っています。
一方で、光の端の方が暗くなる傾向がありますので、見づらい箇所が出てきます。
また、色が暗く見えるためクリアな視界という面ではLEDなどと比べると劣ることになります。
ハロゲンランプは非常に流通してきた電球ですので、交換用製品や代替品がとても多く販売されています。
球切れによる交換も簡単にできますし、安価に購入できるのもポイントです。
あまり多くはないHID
HIDはハロゲンやLEDに比べると販売されている商品のバリエーションは少なく、純正で標準装備されているモデルもかなり少ない状況です。
HIDの光り方の最大の特徴は、ライトを点けると最初は青紫色になって、数秒するとクリアホワイトになっていくという点です。
この色合いの変化がとても印象的で、他のライトでは見られない特徴のため、あえてHIDにしているライダーも少なくありません。
標準装備されているバイクは別として、HIDを後付けする場合、バラストという安定装置をかませないと作動しません。
そのため、バルブに加えてバラストの取り付け位置を確保しないといけないのです。
モデルによっては設置できないケースもありますので、事前に確かめる必要があります。
主流になりつつあるLED
最近のモデルでは標準仕様となっていることが多いのがLEDで、消費電力が少なく寿命が長いのがメリットです。
光り方はクリアな白色で光量も強く、光の端までしっかりと光量が確保されるので、光が当たっているところすべてがクリアに見えます。
また、色が白く対象物がはっきりと見えますので、視認性が高いというメリットもあります。
一方で、光が当たらないところとの差が強く、暗いところはほとんど視認できません。
また、雨が強く降っている状況や霧がかかっているところでLEDライトを点けると、正面が全体的に光のモヤがかかるような感じとなり、視界が悪くなってしまうこともあります。
LEDライトの製品はたくさん開発、販売されるようになっていますので、ハロゲンライトをLEDに替えるのも楽です。