オートチョークが故障する原因
バイクにはチョークという大切なパーツがあります。
チョークとは、エンジンをかけた時に燃料の供給量を増やすことによって、スムーズにエンジンをかけるためのパーツです。
基本的にエンジンのかかりがスムーズでなくなるエンジンが冷えた冬の時期などは、大活躍します。
エンジンを始動させる時に燃料を多めに吹くことによって、着火をスムーズにし、エンジンがかかりやすくなるんです。
手動式でチョークレバーを引き、エンジンが温まり始めたところで、レバーを戻すという手動のチョークが、これまでは一般的でした。
しかし、近年は自動式、つまりオートチョークになり、レバーなどが必要なくなったんです。
それで、パーツとしてオートチョークを知らない人も少なくありません。
オートチョークには、電気を流すと温まって膨らむ材質が使われていて、先端部分には尖った針のようなものが付いています。
チョーク時に、燃料をふく専用の穴があり、熱膨張体が温かくなる事で、針が飛び出してコールをふさぐんです。
このように、自動でチョークの開閉が行われるシステムを、オートチョークと言います。
それで、オートチョークが壊れてしまうと、冷えた状態でのエンジン始動が難しくなります。
エンジンが温まってもアイドリングが不安定になったり、温まった後にアクセルを開けると止まってしまう!というトラブルが起きます。
オートチョークは、熱膨張体が膨張できなくなると故障してしまいます。
故障した時に起きるこのような症状は、単発で起きる場合もあれば、併発することもあります。
様々な症状が定期的に現れる場合には、このオートチョークの故障を疑いましょう。
オートチョークが故障した時の対策
オートチョークが壊れてしまうと、アイドリングが不安定になり、走りにも影響するため終了することが必要です。
オートチョークは、シートを取れば簡単に交換できます。
バイクショップに持ち込んで修理を依頼することもできますが、自分でも比較的簡単に交換できるのが特徴です。
シートを外す際には、まずネジを外し、その状態で真上に持ち上げることで、簡単に外すことができます。
オートチョークを外してから、ケーブルコネクターの対処をしましょう。
カバーを避けて外しつつ、針が曲がったり傷ついたりしないよう、丁寧に交換を行いましょう。
オートチョークを固定してから、コネクタの接続を行います。
ニードルを引っ張って、チョーク本体からにいるろう分離させる時は、スプリングを無くさないように注意してください。
また、チョークそのものを交換するのは面倒だという場合にはニードルのクリップの位置を変えるだけでも、チョークの働きが変わることがあります。
費用がもったいない!と感じる方は、新しい部品を購入する前に、試してみることもできます。