ドゥカティ (イタリア)

乗りやすいバイク

ドゥカティの歴史とは?

イタリアのバイクメーカーとして根強い人気を誇っているドゥカティには、どのような歴史があるかご存知ですか?
ドゥカティは、1925年にボローニャという名前のイタリア北部の工業都市から生まれました。

ドゥカティ兄弟によって創業されたことが、メーカー名の由来となっています。
しかし、この時のドゥカティはイメージとは異なり、バイクメーカーではありません。

この当時のドゥカティは、ラジオや無線機などに使われている、電気部品の生産を行っていた会社だったんです。
自社製のラジオを生産するなど、電機メーカーとして成長を続けました。
光学製品であるカメラなどにも活躍の幅を広げ、1930年、つまり創業から5年程度経った頃には、イタリア国内有数の大きな電気メーカーに成長していました。

第二次世界大戦が勃発した後、ドゥカティの工場は空襲により大きな被害を被り、1945年に終戦を迎えました。
その後、イタリア政府の産業復興公社の資金援助を得て再建を図るとになったのです。
その中で検討された新事業として選ばれたのが、自転車用のエンジン生産だったというわけです。

つまり、もし戦争で空襲被害を工場が受けなかったら、ドゥカティはそのまま電機メーカーとして、今も生き残っていたのかもしれません。
現在、不動のバイクメーカーとしての圧倒的な存在感を誇るドゥカティは、こんなことがきっかけでバイクメーカーとしての歴史が始まったのです。

ドゥカティの特徴

ドゥカティの特徴は、何と言ってもその作りに、強いこだわりが感じられるということです。
ドゥカティのバイクは、ユーザーの満足度が非常に高いことでも知られています。

長年乗り継ぐというケースが多く、一度乗ったら、このドゥカティの魅力が忘れられないと言われているほどです。
非常に魅力のあるブランドなので、大切に長年同じバイクに乗っているというユーザーが多いのも、特徴です。

国内メーカーのバイクに比べると、新車時の価格は100万円を超えるというものも多く、割高になりますがバイクにかける思いが強いというユーザーが多いゆえに、今でも根強い人気を誇っています。

ドゥカティの魅力とは?

ドゥカティの魅力は、カタログで測れる数値だけでは決めることができません。
ドゥカティは、走行した時のフィーリングを大切にしているメーカーと言われています。

カタログだけでは表現できないところにフォーカスしているため、乗った時に、とにかく心地が良い!気持ち良い!ずっと乗っていたい!と思えるフィット感や、タイヤと路面の接地感の良さなどを魅力としています。
試しに乗ってみたら、その走行フィーリングの良さに惚れ込んでしまったという方が多いんです。