バイク用ETCの取り付け方

有料区間

自分で設置するときに必要な道具

バイクで高速道路を走行するときに非常に利便性を発揮するのがETCです。
自動車でも高速道路の出入り口でいちいち切符の提示をして料金を支払うのは面倒なものですが、バイクの場合は運転中の荷物の置き場所が少ないことから手間もかなり大きくなります。

そこでETCをあらかじめ設置しておくことにより、面倒な手荷物の整理をしなくてもすぐにゲートを通ることができるのでストレスなく走行ができます。
さらにETCを使用することで渋滞を防ぐことにもなりますのでロングツーリングをする目的でバイクを購入するなら同時に装備をしておきたいところです。

バイクでETCを使用するためにはバイク専用の機器を取り付ける必要があります。
ETC車載器は自動車用のものとバイク用のものとで全く仕様が異なりますので、それぞれ流用をすることはできません。

ETC車載器は、カード挿入口のある本体とともに、電源を確保するコードや電波を受信するアンテナを取り付けなくてはならないので、バイクと自動車では設置方法が違ってきます。
ちなみにもし自動車用のETCを強引にバイクに設置した場合には有料道路業者の規定に違反することになりますので、発見された場合にはETCの使用が制限されることになってしまいます。

ですのでまず最初に購入をするのは「バイク用」と明記してある機器ということになります。
バイク用のETC車載器は耐水性や耐塵性があり、振動などにも強いという特徴があります。
主なメーカーとしては日本無線(JRC)やミツバサンコーワ(MITSUBA)、ホンダ(HONDA)あたりが代表的です。

本体価格込で修理工場などに取り付けを依頼するときの相場はだいたい4万円程度とされていますので、できるだけ安くETCをつけたいということであれば中古で購入できるETC機器を用意して自分でセットアップするということもすすめられます。

自分でETC機器をを設置する時には取り付け工具が必要になります。
必要になる工具はどのETCにするかによって微妙に異なりますが、基本的にはヘックスソケットとラチェットがあれば可能です。

具体的な取り付け方の手順

取り付け方法の手順としてはまずはバッテリーを表に出し、そこから電力を取得します。
どこから電源を取得するかは悩ましいところですが、ACC電源もしくは位置が近いヘッドライトの配線に割り込ませるという方法がよくとられます。

バイクのETCをで難しいのがアンテナの位置で、一体型と分離型とがあるのでバイクの形状により選んでいくことが重要です。

ETCは取り付けて終わりではなくその後セットアップの作業が必要になります。
このセットアップが実はかなり面倒で自分の車両を事前に登録しておくことでETCカードと連動をさせることができるようになります。